2007年5月28日 (月) 撮影終了、そして思うこと

2021年2月22日

撮影数日前・・

書き上げた台本をスタッフさんに渡す。

「一応のカット割は、こちらやっておきましょうか?」とスタッフさん。

「カット割」というのは、カメラの撮り方を変えるポイントに線を引くこと。

背中からのショットを撮った後にカメラの位置を正面に持ってきて顔のアップを撮る場合は、その間で線を引き、カメラの撮り方を台本に書き込むわけだ。

舞台はアパート。

こっちの部屋のドアが閉まって、すぐにあっちの部屋のドアが開く。

あっちの部屋の住人が外に出て行ったと思ったら、そっちの部屋に住人が帰ってくる・・

部屋の出入りがすれ違ってしまったが故に、トラブルが起こってしまうお話だ。

現場に着き、カット割された台本を見る。

住人が部屋の前でやりとりをするのだが、やりとりが一段落済み部屋に戻り、部屋のドアが閉まるところでカットが割ってあった。

そこは割ってはいけないところだと思った。

せめて、ドアが閉まって他の部屋のドアが開くところまでは続きでいかないと、

その遊びの映画だから、そこを割ってしまってはいけないわけです。

誰が悪い?どう考えたって・・

僕が悪い。

そんな展開を予測できずに、簡単にカット割を頼んでしまったからだ。

頼むにしても意向は伝えておくべきだった。

元々の撮り方で組んでいたスケジュールは変更。

朝早く現場に入っていただいた演者さんの出番が昼過ぎなんてことも・・

そんな事態にも嫌な顔ひとつせず協力してくれた演者さんスタッフさん。

「すみません」と「ありがとうございます」しか出てこない。感謝です。

皆に支えられて、支えに応じられるよう汗を流す。

皆に期待されて、期待に応えられるよう汗を流す。

そんな毎日を送っております。

モノ作りの最後にいつも思う。

僕は幸せです。

2007年5月

Posted by nsnkouron