2007年6月29日 (金) 屋久杉

2021年2月22日

山が出っ張ってるもんだから、雲がぶつかってすぐに雨が降りやがる。

とはいっても長引かすのが苦手なようで、歩き疲れて火照った体には丁度いい。

屋久島にやってきました。

飛行機を降りるやいなや響く携帯の着信音、タモリさん。

「無事着いたか?」

お父さんである。本当に感謝です。

おかげ様でチケットも取れ、ホテルの予約も完璧。

決まっていないのは旅の内容。これが一番大事だったりするのではないのか。

とりあえずレンタカー、車があれば何とかなる。

屋久島といえば屋久杉。

空港で頂いた地図には屋久杉ランドなるものが、ここに行こう。

歩いて回るらしくコースが30分、50分、80分、150分と分かれている。

男は150分だ。

だいたい基準の時間であり、どうせ平均的な体力を持った奴が計った時間だ。

「俺の体力なら1時間で回れるぞ」と写真を撮りながらダッシュ。

まもなく遭難。

半泣きで引き返す。

引き返した途中、分かれ道があった事に気づく。コッチだったか。

結果、ゴールテープを切った時間は150分。

見事だ。

若気のいたり、素人のいたりををふまえての時間だったか。

しかし遭難時に見た屋久杉の群れ。

圧倒された。「神々しい」という表現が適当か。

手を触れたとたん、立ちくらみをした。

そういえばゴッホの「ばら」を観た時もそんな感じだった。

アレは一体何なんだろうか?

起元杉、千尋の滝、大川の滝・・いろいろ回った。

そして初めて思えた。

ひとり旅というのも悪くない。

150分コースを調子にのって選択しようがブーイングも起こらず、

つけくわえて遭難しようが責められることもない。

全てが自分の都合だ。

日常において、こういった事はあまりない。

ひとり旅バンザイ。

ホテルにチェックイン。

タモリさんが予約してくれた部屋に入る。

広い。

部屋には温泉も常備しているとのこと。

ここを一人か・・・寂しすぎるではないか。

ひとり旅なんてするもんじゃない。

・・とまぁ、いつもならここで終わり。今回は続きがあった。

夜、ブラブラと歩いていたら辿り着いた「晩酌」という名の居酒屋。

歓迎された。

山の上なので携帯は繋がらない。

オッサン連中は皆、店のピンクの電話の順番待ち。

子供を呼ぶそうだ。

人数は増えに増えて20人。

明日の予定を聞かれる。明朝から縄文杉を観に行こうかと・・。

アドバイスをくれる地元の酔っ払い。一緒について来てくれる「晩酌」スタッフ。

旅とは出会い、痛感した。

朝の4時にホテル前で集合。

部屋に着き、いてもたってもいられなくなりペイチャンネル。

スケベな画面に釘付け、下半身の屋久杉を握る。

何を言っているのだ、俺は。キャバクラジョークもいいとこだ。

呑みすぎたか。

悪いのは僕じゃない。居酒屋「晩酌」だ。

酒が旨すぎる。

2007年6月

Posted by nsnkouron