2007年6月30日 (土) 森との出会い

二日酔いを叱るごとくモーニングコールが鳴る。

いつの間にか眠ってしまったようだ。

時計は3時40分、まもなく集合時間。

荷物をまとめチェックアウト。

ホテルの前の白いワゴンは「晩酌」のスタッフさん。

「コレ、西野さんの分です」と物を渡される。

中を見ればお弁当。

閉店後、「晩酌」の母がこしらえてくれたらしい。

こんなもの絶対に美味いに決まっている。

ありがとうございます。

登山口までは車。奥へと入っていく。

縄文杉はさらに奥のそのまた奥。

登山開始。

トロッコの線路の上を歩いていくルート。

昔、山で伐採した屋久杉をこのトロッコに載せて運んだそうな。

道中、線路脇に石の門を見つける。

屋久杉の伐採で生活していた人達の集落がこの辺りにはいくつかあったらしく、

そこの子供らが通っていた小学校の跡。

門の中はただの空き地。

それは軍艦島に似たドラマだ。

それにしても校門に前にトロッコの線路。

これだ。

すかさずシャッターを切る。今回の旅の収穫である。

昭和な感じの狭い路地裏にトロッコが走っていても楽しいかも。

検討しよう。

線路を7km、8km行けば本格的な山登りが始まる。

急勾配を上る。少しでも気を抜けば雨で濡れた石に足をとられる。

靴はコンバースのオールスター。富士登山同様、見た目だ。

それにしても、目に入るもの全てが大きい。

屋久杉はもちろん、川には10mを超すサイズの岩がゴロゴロ。

この調子だとバカみたいに大きい動物がいても不思議ではない。

それが「もののけ姫」か。

思っていたよりも険しい山道を登って登って登った。

気づけば霧に囲まれていた。

まもなく、視界が悪かろうがハッキリと確認できたものがある。

縄文杉だ。

今までのとは大きさも違えば凄みも違う。

あれは森。縄文杉は一つの森である。

しばらく身動きがとれなかった。

ニュルンベルグへ行った時も、街並みに魅せられ石畳を描きたくなった。

同じような感じ。

今は森を描きたいと思う。

旅はしてみるもんです。

発見、感動、創作意欲すらもらえます。

さて、どのような形で絵に反映されるか。

絵本の第3部の描きだしを楽しみにしておこう。

楽しかった。

今日の夜は東京で仕事、そろそろ帰るか。

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