2007年8月 1日 (水) チラッとだけネタ帳

僕のパソコン、つまりネタ帳には脚本がたくさん。

その中身をチラッとだけ。

                   「説得犯」

お金に困ったその男は思いつめ、猟銃片手に民家に。人質立てこもりです。

玄関を蹴り破り、猟銃をその民家の住人の頭に向けます。

「おとなしくしろ、俺の言う事を聞かないと殺すぞ」と犯人。

住人は言います。

「ぜひ、お願いします」

「え?」

自殺願望があったのです。

生きる事に疲れた住人は自殺という選択をするのですが、

首を吊るのは苦しそうだし、飛び降りるのは怖いし・・どうしたものか、と。

そこへ運良く銃を持った人が入ってきてくれて「殺すぞ」と言ってくれるもんだから、

住人にとっては願ってもないチャンスです。

困ったのは犯人。人質を殺すつもりは毛の先ほどもありません。

人質と引き換えにお金が目的です。

人質に死なれてしまうとそれも不可能になるし、人質が死んでしまうと警察は間違いなく突入してくるし、死んでしまうと罪も重くなるし・・・

まもなく民家のまわりには警察が集まります。

犯人は

「俺の言う事を聞かないと人質を殺す!」

と外に叫び、人質である住人が自ら銃口に頭を持っていき死のうとするもんだから

「死ぬな!」

と中に叫びます。

犯人はいったん窓を閉めて、人質に死なないように説得します。

「死んだらアカン!生きろ!いったい何があったんや。俺でよかっら話聞くし・・」

おおまかに書いたが、銃口を向けながら「死ぬな」と説得。まったく矛盾したお話。

もちろんここに書いたのはあくまで話の入り口。

ここからさらに予期せぬ方向へ話は転がります。

この話を世に出すことになるかどうか・・それは短編映画や舞台の話をいただいた時の僕のテンションなので、正直わからない。

その時に他の脚本をやりたければ、そっちになるし・・

でも、全部が全部カタチにならなくても別にいいとは思っています。

書きあげた本を見て、ニヤニヤしているのもそれはそれで楽しいのです。

そもそも趣味ですから。

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