2007年8月 3日 (金) あの人はあの時、何を考えていたのかと思う

リアルタイムではなかなか観られなかったのだが、

それでも再放送や単発の放送などで観たドリフターズが子供の頃大好きだった。

中でもいつも楽しい事をしてくれるカトちゃんケンちゃんが好きだった。

その逆に嫌いだったのが、いかりや長介。(子供の頃の呼び方で失礼します)

皆、体を張って面白い事をしているのに、一人だけ何もしない。そのクセ偉そう。

「芸人やったら(ミュージシャンだが)、笑い取りにいけよ」と思っていた。

いかりや長介が何故そういった立ち振る舞い方をしていたのか。

まもなく、そのカラクリに気づき

「なるほどそうか。だとしたらもの凄くカッチョイイぞ、いかりや長介」

と憧れに変わり、この世界に飛び込んだ僕はいかりや長介を勉強した。

「はねるのトびら」では、力量は違えど立ち位置的には似たような境遇。

もちろんのこと、

「西野。芸人やったら、笑い取りにいけよ」

みたいな声が聞こえてきた。

僕なんかは愚かで、そんな事を言う豚野郎共を片っ端から黙らせてやろうと思い、

それを自分のモチベーションにしていたりするのだが、

いかりや長介は著書「だめだこりゃ」の中で言った。

「いかりや長介は真面目で面白くないと人から言われた時に、しめしめと思いました」

その気持ちは僕にもある。

「ボケの人は面白いのに・・」と思わせた方が得策だ。

そりゃそうなんだけど・・

「自分がボケたりなんかしてしまうと、立ち位置が崩れてよろしくない・・・

となるとボケずに、でも笑いを取れる事を証明しないと・・

独演会!いいな。・・・短編映画!いいな」

という具合に、僕の場合は無駄な自己顕示欲が働いてしまうのだ。

そういう活動を重ねていく事でしか気持ちを整理できないのだが、

いかりや長介は最後まで憎まれ役。

男としてはそっちの方が断然カッチョイイ。

あの人はどこで気持ちの整理をつけていたのだろうか?

会って聞きたかったな。

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