2007年9月30日 (日) 早く来い、木曜日

2021年9月19日

僕が生まれて初めて「まわし」というのをやらさせてもらったのが20歳、まだニキビがあった頃だ。

初めてのその舞台は劇場ではなく「はねるのトびら」だった。

いきなり用意された舞台に何の経験もない僕は何の結果も出せなかった。

「まわしを他の奴に代えろ」「ボケを殺すな」・・散々言われた。

頂いた意見は自分でも重々承知。

当時、ほとんど漫才の経験しかなかった僕は平場でのアドリブのボケに対応できず、ドランクドラゴン、北陽、インパルス、ロバート・・先輩方のボケを何個も何個も潰してしまっていた。もちろん梶原のボケにしたってそうだ。

マネージャーさんに言って、baseよしもとで定期的に「バカロケット」というイベントをやらさせてもらった。内容は漫才の新ネタ一本に後はゲストを迎えてのトーク。

MCとして急いで面白くならなければならなかったのだ。

日が流れて・・「はねるのトびら」「音楽戦士」「たべごろまんま」「キンコンヒルズ」「大キングコング」、今僕はいろいろな番組で「まわし」を経験している。

それなのにもかかわらず、今でも僕はゲストの魅力を潰してしまったり、ゲストを助けてあげられなかったりする。

それでもスタッフさんは懲りず、そんな僕にステージを与えてくれるのだ。

「すみません」「ありがとうございます」「頑張ります」

10月から「笑っていいとも」の新コーナーのMCを一人でさせてもらえる事になった。

タモリさんや鶴瓶師匠やおすぎさんといった怪獣みたいな人達を仕切るわけだ。

青木さんやマリエちゃんや梶原に自由に泳いでもらいながら。

そりゃ、「やってやらなイカン」という意気込みはある。

結果を出さなければいけない事もわかっている。

おそらく20歳当時なら、そういう感情のみで固められていただろう。

今は少し違う。あれから僕はいろんな舞台を経験したからだと思う。

大先輩方がバトンを繋いできた伝統のある番組だ。

生半可な気持ちで臨んではいけない、そういった重圧もあるけれど、

今僕の体の殆んどを占めている感情は・・

「楽しみ」だったりします。

2007年9月

Posted by nsnkouron