2007年10月 2日 (火) タクシーが僕の前を通り過ぎた夜

2021年9月19日

本日3ヶ所で仕事。移動はすべて自転車、日課である10kmマラソンも欠かさない。

連日の呑みでお腹が出ないか心配。デビュー時の体重57kgを僕は芸人を引退するまで維持すると決めたのだ。だから今日もキチンと汗をかいた。

最後の仕事が終り帰宅途中、自転車のペダルを左右交互に踏みながら独演会を振り返る。今回の独演会はお客さんが異常に構えている状態でライブがスタートした。

それが僕には本当に勉強になったのだ。お客さんの気持ちを掴むまでに10分~15分はかかったのではなかろうか。他の舞台ではありえない状況だ。あってはならないし。

僕は掴むのが上手くなりたいと思った。もっと早く掴める男になりたいと思った。

すでに盛り上がっている場所に出ていったって、それは一向に上達しない。

年明け1月から独演会は再開する。

そこで僕は前説を外そうと思うのだ。後輩には悪いが。

できる限りの重たい状況でスタートするのだ。

なるべく早く掴み、そこからお喋りだけで強引に持ち上げていく作業。

その勉強をしないとダメだ。

その方が絶対に面白くなる。

前説の件はそんなところ。

なんとなく考えがまとまったところで、ちょうど家に着く。27時半。

今日はちょいとばかし疲れたが、外で車の走る音が聞こえる。

まだ働いている奴がいるのだ。負けたくないぞ。

そして決めた。

「今、家の前を通った奴より僕は起きていよう」

とりあえず僕はパソコンを開いたのだ。

2007年10月

Posted by nsnkouron