2007年11月 6日 (火) 「第19回 西野亮廣独演会in長野」を終えて

東京駅八重洲中央口。集合時間を10分過ぎても20分過ぎても皆の新幹線のチケットを管理している天才マネージャー織田君が来ない。しかたなく、こちらから電話。

「もしもし、今どこにおんの?」

「今そちらへ向かってます。四谷です」

「四谷?」

「はい。寝坊したんで」

「寝坊したなら、起きた段階で連絡しろよ。こっちは知らずに待ってるんやからよ」

「反省してて連絡しなかったんです」

僕にはもう天才の言葉は理解できそうにもない。悔しい。

とにかく織田君が寝坊したということは分かった。

しかたなく新たにチケットを買って、新幹線に乗り込む。

新幹線の出発30秒前に僕の元へ織田君が走って来て、彼は叫んだ。

「完全に申し訳ありません」

知らないぞ、そんな日本語。悔しい。

とにかく織田君がひどく反省しているということは分かった。

そして、カバンやら、ポッケやらを激しくあさりだす織田君。

「どうしたん?」と訊ねると

「僕は何か大切なものを失った気がします」とシンガーソングライターばりの台詞。

確かに織田君は何か大切なものを失っているのだと思う。

まもなく彼は叫んだんだ。

「あ~、あ~、あ~!!」

「ど、どうした?織田君?」

「ネクタイを落としました」

信じられない。まったく信じられない。聞けば家を出る時は首元で結んでいたらしい。

ネクタイというものは、一体どうやったら落とす事ができるのだ?

僕には一生かかっても無理だ。

「改札を越えて走った時に落ちた、多分あそこ」と彼は言う。

彼は一流の手品師なんだと思う。

なかなか幸先の良いスタートを切った『第19回西野亮廣田独演会in長野』だ。

道中、「西野は最近どんどん幼くなってきている」という話に。

確かに、チンポコやらシコシコやらが以前にも増して愛おしいもの。

反省してみようかね、まぁいいか。

長野観光した後に会場入り。音響も照明も広さも・・本当にいい小屋だ。

ライブが始まる。

一週間前にチケット発売という無茶な興行の中、ギュウギュウに埋まった客席を見て感謝感謝。客電をもう少し上げれば良かった、もう少し皆の顔が見れた。

今回から前説を入れていないので、一つ目の話からバカみたいにウケるなんてことはない。

だから何が本当に面白いネタなのか分かりやすくて良い。これでいい。

最前列の真ん中のお客はノートを取っていた。

こういうお客さんが多いのがこのライブの特徴となってきた。

1時間半とちょっと喋って、声を張りすぎたか喉がちょん切れそう。痛い。

もう余韻を残すような事はせず、スパッと終わらせる。

「いかがでしたか?」みたいなお話でお客の緊張を開放させる時間なんぞいらない。

ササッと着替えて、会場を出る。

「今夜一緒に呑みませんか?」スケベな手紙を出待ちに期待するも何もない。畜生。

出待ちは7、8人。うち二人は横浜から来たというどうしようもない男、ヤンキー。

色気ないなぁ、まったくモテないぞ、アホンダラ。

打ち上げは男5人のむさ苦しい酒、だけど死ぬほど旨い。

お笑いの話と織田君の話とくだらない話をした。

「夢精に挑戦してみる」とシコシコ禁止生活を宣言してみた。

我慢できるのか?問題は手を伸ばすとイジれる場所にチンポコがある事だ。

今にも手が伸びそうだ。

チンポコが脚立を使わないと届かない棚の上とかにあったら、シコシコもいちいち面倒くさいと思えて、自然とシコシコ禁止生活ができるのに・・・。

とにかく『夢精』という男の夢に挑戦してみる。

ゲラゲラ笑って長野の夜が更けていく。

店を出たら長野はもう冬の匂い。

空がちょっと曇っていたので星は見えなかった。

夜中の街は車も走っておらず、人もいなかったので、僕達の話し声と足音がやけに響いた。

19回目の独演会は静かに静かに終りました。

2007年11月

Posted by nsnkouron