2007年11月17日 (土) 漫才師であること

楽屋に遊びに行き、カウス師匠と漫才の話で熱くなる。

今でもカウスボタン師匠は毎日ネタ合わせをしていたり、カウス師匠は僕達の漫才を舞台袖まで観に来たりする。若手中の若手の行動をいつまでも。

僕はお笑いに対してああいった向き合い方をする人にやられてしまう。

僕が本当に尊敬する漫才師、中田カウスボタン。その人に漫才の中身をとても褒めていただいて有頂天な僕に一つ、ネタの入り方の注意。

「ツカミを入れた方がええんちゃうか?」という意見一つとっても、それは『なんばグランド花月』でのやり方の話なわけで、僕達がツカミを意識的に入れていない事くらいお見通し。漫才師の頂点であり、間近で僕達のネタを観に来てくれての意見なので説得力が違う。

いろんな話をさせてもらった中で、「最近やけに漫才が楽しいんです」と僕が言うと、顔をクシャとして笑うカウス師匠。

漫才の事が好きだから、漫才の事が好きな人もまとめて好きなんだと思う。

わざわざ言葉にしないが、師匠には「漫才師であること」をいつも背中で教えられる。

だから僕はカウスボタン師匠の楽屋に遊びに行くのが大好きだ。

ロビーに出ると、アホの坂田とパチパチパンチが社保庁のニュースを観ている。

きっと何もわかっていない。ニュースを観る事がカッコイイと思っている。

「ニュースを観ている俺を見て」だと思う。愛おしい。

月に一度の『なんばグランド花月』に合わせて『大キングコング』の収録をしているので、出番の合間にロビーでくつろぐといった事があまりできないが、それでも少しの時間を使って僕は師匠と喋る。

そして師匠達は僕達キングコングが東京から帰ってきて『なんばグランド花月』に出ることをとても喜んでくれる。喜んでくれるのは嬉しい。

「エライなぁ」とも言ってくれるが、そうではない。

そもそも誰に強要されたわけでもないし、「なんばグランド花月を守ろう」という気持ちで帰ってきているわけでもない。まぁ最近は後者の気持ちは芽生えてきたが・・。

でも一番はやはり「なんばグランド花月の舞台が好き」だから出ているのだ。

好きな事をしているだけ。ただそれだけ。褒められたもんじゃない。

スケジュールの関係で月に1度しか出れていないけど、この舞台は一生出続けようと思います。

それは僕が漫才師だからです。

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