2008年2月13日 (水) 恐怖!妖怪ちんぷんかんぷん

2021年10月9日

楽屋の扉を開け、廊下からキングコングに向けスケジュールを伝える織田君。

「失礼します。スケジュールの確認なんですが、本日・・・」

楽屋の扉が閉まりだす。

「13時から音楽戦士の収録がありまして・・」

楽屋の扉が完全に閉まる。

「・・・・」

僕達は目を疑った。楽屋の扉が閉まると同時に話すのをやめた織田君。恐る恐る僕達キングコングは立ち上がり、扉を開けるとそこに織田君、直立不動。

「えっと・・なんで話すのやめたの?」

「扉が閉まったので」

「閉まる扉を押さえてみるとかは?」

「あっ」

この調子だ。今日は織田君改め、妖怪ちんぷんかんぷんのお話。

遅刻してきた妖怪が謝る前に言い訳をしたので、僕は「理由は知らんけど、まず一言目はすみませんでした、でしょ?」という内容を早口で説教すれば、聞き取りにくかったのか、「その言葉、もう一度繰り返して下さい」たぶん妖怪はそんな事を言いたかったと思うんだけど、妖怪の口から出た言葉は「その言葉お返しします」だ。まさかの注意返し。「お前も気をつけろ」ということか。

幻冬舎という会社に用事があって、その会社の前で妖怪と待ち合わせをしたんだけど、なんせ初めて行く場所だった為、地図だけではどうにもこうにも辿り着けなかった僕は妖怪に電話をした。「今、どこおる?」「もう着いてますよ」「そっか。いや、俺ちょっと道に迷ってしまってさぁ」「大丈夫ですか?」「近くに何が見える?」「幻冬舎が見えます」ときた。ノーヒントだ。

大阪の吉本興業本社の前の割烹料理屋の店先にある水槽にへばりついている妖怪を発見。しばらく見ていると何やら水槽の上に手を伸ばして、指をサワサワ動かしている。我慢できす僕は話しかけた「どうした?織田君」「あ、西野さん。いや、こうやって餌をあげる素振りをすると魚が寄ってくるんですよぉ~ウフフゥ」・・・もうダメかもしれない。会社の前だぜ。

独演会で当日券の販売をしていた妖怪がお客さんのお金を片手でグシャっとワシ掴みにしたので、隣に居合わせた妖怪の上司が「お客様のお金はキチンと両手で受け取りなさい」と注意をすれば、「僕のやり方でいいですか!」と、まさかの反論。誰が予想できたでしょうか。ワイルドすぎるじゃないか。

『笑っていいとも』のゲストにブラックマヨネーズさんが来られた時、本番前にお二人と談笑した後、一旦楽屋に戻った僕に話しかけてくる妖怪。「西野さん」「何?」「小杉さんは今、メイクをされています」・・・僕は何を思えばいいのだろう?何て言えばいいのだろう?

6時間という劇的な遅刻をかまして、一番最初にウトウトしたのが妖怪さ。

スーツの破れた部分をガムテープで補修しているのが妖怪さ。

僕が話しかけても簡単にシカトしちゃうのが妖怪さ。

毎日ドジしちゃうし、会話が徹底的に噛み合わないし、人の話を無視するし、まわりの人達をしょっちゅう怒らすし、たまに本当にブッ飛ばしてやろうかと思うくらい腹が立つ事もあるんだけど、

漫才中。舞台袖を見るとニコニコ笑ってキングコングの漫才を観ている妖怪が、まぁ可愛かったりもするんだ。

2008年2月

Posted by nsnkouron