2008年2月26日 (火) ネタ合わせのこと

左側に引っ張るとまだまだ簡単に抜けそうな右腕を振り回して今日も漫才漫才。出番前、出番合間に梶原とネタ合わせ。そこでいつも思うことは、ネタ合わせというものがコンビを続けていく上で非常に健全な作業だということ。僕達は生まれも育ちも現在の生活環境も違うわけだから、やはりそこにはズレが出てくるんだけど、ネタ合わせをすることで微調整ができるというか、コンビ間が大きくズレる前に手を打っている、そんな感じがする。ネタ合わせをしていると僕はなんだか安心するんです。そしてこれは意外な事なのかもしれないけど、僕達キングコングは練習というのが嫌いです。もっとわかりやすく言えば反復練習。それは昔から嫌い。理由は一つ、楽しくないから。だけど、ネタ合わせは頻繁にしています。それはつまり練習ではないからです。毎回そこには何か新しいネタを入れようと頭をヒネっている二人がいて、その作業が楽しくてネタ合わせをやっているわけです。つまりキングコングはネタ合わせといっても黙っている時間の方が圧倒的に長い。練習とネタ合わせの違いがそこだと思う。

今年の最初にバババッと新ネタを数本おろして、内一つは自分達の中でもお気に入りのやつができたので今はもう表に出さず置いてあるんだけど、今日やったネタも7割くらい仕上がってきて、こいつはあと少しで好きになれそうな気がする。そうなってくると、次の新しいやつでネタ合わせがしたくなってくるので、出番終わりで吉本本社に車を飛ばした。新ネタを書くんだ。新ネタを書くとネタ合わせが楽しくなるのです。

会議室をとってもらって、春からの打ち合わせがモロモロ終わり、僕はパソコンを開いて会議室内を一人ウロウロする。「女の子はオッパイのサイズをかなり誤魔化しているらしいぜ」というネタを2時間かけて書いたが、見直すとまったく面白くない。ボケが一つもない男二人の井戸端会議だ。書いている最中は楽しかったんだけどなぁ。

新しいネタというか、新しいネタの形を今日も探したんだけど、その後2時間考えても思いつかなかった。諦めて、すごすごと家に帰る途中、僕は梶原を待たせてしまっているような気がして、このふがいない脳ミソをブッ飛ばしたくなったのです。

2008年2月

Posted by nsnkouron