2008年2月29日 (金) 記憶喰う怪物

2021年10月11日

貧しさ故、生まれたばかりの赤子を捨ててしまった母親。母親は自分の大切な赤子を捨てなければいけなかった現実が辛く、泣いて泣いて、こんなに辛い思いをするならいっそ赤子の事を忘れてしまいたいと思いました。ある山に・・自分の頭の中にある自分が一番大切に想っている人の記憶だけを喰べてしまう怪物がいました。その怪物の噂を聞きつけた母親は、その怪物が棲む山へと向かいました。自分が一番大切に想っている赤子の事を自分の記憶から消して楽になってしまいたかったのです。山へ入った母親の目の前にまもなく恐ろしい怪物が現れ、大きな口を開けて、こちらを睨んでいました。次の瞬間、怪物は飛び掛ってきて母親をぺロリと喰べましたが、体をすり抜けたような感覚、母親の体に傷はあらず無事です。怪物は山の奥へと帰っていきました・・・そして次の瞬間、母親は自分が誰だかわからなくなってしまったのです。  (おしまい)

空き時間があったので、ボケーッと考えていました。自分の頭の中にある自分が一番大切に想っている人の記憶を食べる怪物に頼った、自分を一番大切に想っていた母親のお話です。忘れないうちにココへつらつらと綴っておきました。もちろんパッと考えた話なので、今現在これをどこかで形にしようとは思ってはいませんが、何年か先にもしかしたらこの話がかなり形を変えて作品となる日が来るかもしれません。来ない確立の方が高いけどね。

それでも、そんな日がもし来たら、今日の文章を思い出してください。

2008年2月

Posted by nsnkouron