2008年6月27日 (金) 東京カルチャーカルチャー


 

何から言えばいいのかな。とにかくダイノジ大谷さんとのトークライブがありました。ボクはもう難しいこととか分からないし、面倒くさいことは嫌いだし、とにかくもう自分を曝け出していくという手段でしか、どうやら皆さんには届かない。御託を並べるのも嫌い、「こんな芝居が好き」というのを口で伝えるのではなく、もう作っちゃう、それで「こんな芝居が好き」ということを分かってもらおう、と。皮をかぶるってちゃ届かない、届かないんだよ。それはトークにしたってそうだと。だからもうビュンビュンとストレートボールを投げてやろうと思っての今回なわけです。

チケットSOLD OUTで当日券も無し、芸人さんもたくさん観に来ていて、いやがおうにも盛り上がるが、登場ではコレといった声援もなく落ち着いた拍手で迎えられる。ここで言っておくが、ボクはネタ中にキャーキャー言われたらムカつくが、登場ではキャーキャー言われたい奴なのだ。そこのところ宜しくお願いしますよ。

とにかくライブが始まった。

独演会の緊張感とはまた違う、ろくでもない夜のお祭り感もない、なんだか今までに経験したことのない空間でありました。「ピリッとしていた」という表現が適切か。M-1のことから、ネットのこと、SEXのことから、事件のこと、ウンコのこと、亀甲縛りのこと・・・お互いに思っているところをぶつけあった。そしてそれはさすがの大谷さんで、ボクは非常に喋りやすかったのです。「二人でやりゃ落せるでしょ」という安心感もあったから、だから堂々と真面目な話もできたのだと思う。結局、お笑いになればそれが正しい事だと思う。お笑いに出会っていればアイツは犯罪者にはならなかったハズなんだよ。そう思う。大谷さんがエピソードトークをふっかけてきたから、やり返してやろうという一面も。とても健全だ。予定時間オーバーの2時間半を喋って、ゲラゲラ笑い転げて唇を噛んで血がダラダラ出た。まったく血が止まらないから、もうどうでもよくなって、なんでか最後は唄っていた。「君とシュークリームを食べたい」という、ろくでもない夜で生まれた曲。自分の歌声が汚すぎて恥ずかしかった。ごめんなさい、皆さん。そのクセ、趣味でバンドをやろうとしているんだからどうしようもない糞野郎だよ。

とにかく楽しかった。刺激的だった。あんなライブ、ボクは知らなかった。

出待ちのお客さんにファンレターを3通貰った。嬉しかった。涼しい夜風の中フラフラ歩いて、打ち上げ会場でビールをしこたま呑んだ。大谷さんが吉田豪さんと仲良しだということで、ボクは「吉田豪さんをブッ飛ばしたい」という話をして、大谷さんがケラケラ笑っていた。そして自分の器の小ささが嫌になる。誰もボクに喧嘩をふっかけてほしくないと思った。ボクはその人を嫌いになりたくないからだ。ただ、ふっかけられたら・・・・この辺りが糞ガキだ、ボクは。立派な大人になりたい。

そういえば打ち上げで話していた温度と、ライブとは何も違わなかった。全力で真面目な話をして、全力でフザけた。ボク達はソレしかできないみたい。もう面倒くさいから最初から打ち上げをしてしまえばいいんだ。3ヶ月に一度くらいのペースでこのライブをやるらしい。うるさい2人。

店を出たら、目の前に東京湾が広がった。レインボーブリッジの向こうには星を積み重ねたようにビルの窓、窓、窓。東京タワーの上の方のライトは消えていた。そしてボクは東京にいるということを思ったのです。なんで東京にいるんだろう。まぁ、いいか。

2008年6月

Posted by nsnkouron