2008年6月28日 (土) やらないといけないこと


 

明日は月に一度のバカ祭り『ろくでもない夜』があって、明後日は『KING KONG LIVE静岡公演』が。変な時間に寝てしまい、目が覚めて、ただいま朝の4時。絵本の4部を描き始めたものの、どうも気に入らないので破った。そしてペンを置いて、ずいぶん前からライブの事を考えている。6月のライブを数えてみた。10分出番もあれば、単独ライブも、6時間喋りも・・それらを1本と数えると、6月は23回舞台に立った。なかなかの数だ。駆け出し中の若手芸人さながらのボリューム。だけどボクはライブが好き。劇場がお客さんで埋まっていく感じだとか、本番前の舞台袖のひんやりした感じだとか、そういうの。舞台のことで一つだけ、そう言えば思い出したので・・ボクがずっと続けてやっていることがある。それは人のライブに『西野亮廣』の個人名義で花を出すこと。これは一年目の頃からやっている。一年目のチンポコ芸人による大御所ヨロシクの感じが当時たまらなく面白くて、先輩のライブなどに個人名義で花を出すようにしている。これが、この先芸暦を重ねてくるとだんだんボケじゃなくなってきてしまうのが寂しい。何か新しいフザけ方を考えよう。ボクは何かをしでかしたいんだ。それで怒られたら、怒られた自分を笑ってもらって・・・学生時代から何も成長していない。体育教師に竹刀でシバかれたボクを見て、野郎共がゲラゲラ笑って、ボクはすんごく嬉しかったんだ。

上っ面のお笑いなんてやりたくないな。見たことがある芸人にもなりたくないな。賛否両論がある芸人になりたいし、その人の胸にキチンと届くお笑いがしたい。KING KONG LIVEは6本から7本の漫才をやっていて、まぁもちろんネタとネタの間は一度袖に戻る。その間、本来ならばブリッジVTRやら音声で楽しめるモノやらを提供し、お客さんを飽きさせない作りにするものなんだろうけど、KING KONG LIVEのネタ間は照明もつけっぱなしで音楽が流れているくらい。別にカッコつけでやっているワケではない。ネタ間に色々やって、それで盛り上がってしまうと、次のネタの正確なウケがわからなくなってしまうから。その辺りのジャッジが上手にできるのならばいいんだけれど、ボク達はそういうのがヘタクソでこの形になった。ボク達が「つかみネタ」をやらないのも同じ理由。何が正しいかをキチンと知りたいんだ。だけど、いつまでもコレではいけない。だってどこまでいっても結局はお笑いライブなんだもん。VTRで盛り上がって、それをひきづって次のネタでウケれば、それはそれで正解なんだと思う。笑いたいと思ってお金を払っているお客さんが笑っているんだもの、何も間違っちゃいない。ストイックさなんて見せていらないんだよ。だけど今だけは、今だけはもう少しお付き合いくださいな。そのライブの形も、こんなブログも、時期がくればキチンと辞めるから。それまでにボクは確かな芸人になろうと、そしてその過程で不快な思いをされる方もいらっしゃるかとは思いますが、その分はいずれキチンとお返ししますので。20代はどうかひとつ。

うつ病の友達がいて、そいつはやっぱり薬を飲んでいる。家に一人でいる時に頭がガーッとなっちゃうようで、薬を飲んで、睡魔にやられたのか何なのか、夜中時折おかしなメールが入ってくる。解読不能のそのメールを読んでいつも胸が痛くなる。ボクがずっとそいつの隣にいることなんてできないし、うつ病の正しい対処の仕方なんてわからない。何もできない。だけどそいつがお笑いを観ている時、そいつはゲラゲラ笑って、きっと・・よくわからないけど、でもきっと、うつ病のことなんて忘れていると思うんだ。そう願いたい気持ちもあるけれど・・でもそいつはそんな顔をしている。そしてボクはとても嬉しくなって泣きそうになる。だからそのお笑いを簡単に辛口批評して得意気な顔している奴をボクは蹴飛ばしたくなるんだ。名前忘れたけど小説家のアンタの事だよ。くだらない小銭の稼ぎ方をするんじゃないよ。立派な小説を書いてくれよ、それで救われる奴がいるんだからさ。

スリムクラブの怪物フランチェンのネタが大好き。構成?深み?関係ないよ、アレで救われている奴がいるんだよ、アレで胸躍るガキがいるんだよ。他に何がいる?だからボクはアレを全力でやってくれるスリムクラブが好き。それは間違いなく面白いよ。

知ってるかなぁ?先が三つに割れたバチで、同じく三つに分かれた太鼓を叩いて、「ポポン、ポ、ポン、大丈夫だぁ~」ていう志村けんさんのギャグ。その意味なんて今でもまったくわからないけど、小学生のボクは学校の帰り道、友達と永遠それを繰り返してマネて、ずっとずっと笑ったんだ。家に着くまでずっとずっと笑ったんだ。それがお笑いだと、ボクはそう思いたい。

さて、『ろくでもない夜』が始まります。ボクはお笑いをやろうと思います。

2008年6月

Posted by nsnkouron