2008年7月 6日 (日) 主役は遅れてやってくる


 

絵本制作は最終章である第4部の2ページ目に突入しました。そしてこのページで今回の絵本の主役が初めて登場するわけです。登場まで数年かかってしまった、嗚呼・・。そんでたった今、簡単な下書きを終えたところ。あらためて見てみて、ハッキリ言ってしまえばそのビジュアルは気持ちが悪い。どうしてコイツを主役にしてしまったのか・・・それはボクがそういうお話を作ってしまったからしかたがない。そしてボクはこの気持ちが悪い奴の気持ちがよくわかる。つまりはボクの気持ち、思いが、強く反映されているキャラクターなわけだ。だから主役なんだろう。小説とかを書く人もそういう感じなのかな、そりゃ自分を反映させるよなぁ。とにかくコイツは気持ちが悪い。そしてボクも気持ちが悪い。

絵本制作の話をどこからか聞いた芸人さんやらスタッフさんがそのことで話しかけてきてくれた時に、ボクはいつも携帯のカメラで撮った絵本の絵をお見せしている。そこで決まって聞かれる「ターゲットは?」という質問。わからない。ボクはボクが子供の頃に見たかった絵本を描いているだけ。偽者は決して描いてはいないのだが、ターゲットを聞かれると、それがどこなのかよくわからない。だいたいの大人はあまり絵本を手にしないし、子供が好んで見たがる絵本になっているのか・・・う~ん。待てよ・・そもそもこの絵本、売れるのか?確かに「ターゲット」を聞きたくなる気持ちがよくわかるぞ。まいった、まいった。まぁ一生懸命描きますんで、後は頼みましたよ、舘野さん、袖山さん。

それにしてもとうとう主役が出てきてくれた。下書きの段階とはいえ感慨深いものがある。だって「もう出てこないんじゃないか」と真剣に何度も思ったもん。あたりまえだが作業を続けていりゃ、いつかは絶対に出てくるんだけれど、そう思ってしまうほど途方も無さすぎたんだ、第4部に辿り着くというのは。

頑張って頑張って、それでも評価されずに煮え切らない思いをされている方へ。絵本制作に関してはボクもそうです。もう3~4年、毎日続けておりますが、今のところ1ミリの評価も受けておりません。挿絵だけでも1000時間以上かけておりますが、何一つ評価されておりません。きっと同じ思い、ボクも褒められたいです。ボクの場合は別で本業がありますので、幾分気持ち的にも経済的にも救われている部分がありますが、それを生業とされている方の苦しさとなると、とんでもないものだと、お察しします。

例えばM-1の場合だと、すでに設定されたゴールがあって、そこに合わせていくもの。そしてその期間は最大1年、泣いても笑ってもコレ以上はありえない。そのようにゴールが見えているもの、もしくはゴールが近いものの場合は常にゴールの日を意識してのモノ作りというものができるのですが・・・ゴールがまったく見えない、ゴールが明らかに遠い場合にいちいちゴールを意識していると身が持たなくなるので、ストレスでブッ壊れそうになるので、ボクはこの場合、ゴールがそもそも無いものだと思い込んで、もうその作業自体を日課のように位置づけしてしまう時があります。朝、家の前に水を撒くような。それで幾分ラクになることもあったり・・・まぁ、なかったりなのですが。助かる日があるということです。同じように何年もかかってようやく一つのモノを作っている方と一度そういったお話をしてみたいものです。絵本の主役登場から話が少しそれましたが、まぁ、お互い頑張りましょうということですわ。

絵本制作、引き続きやってきます。

やらないと終わらないのです。

2008年7月

Posted by nsnkouron