2008年7月21日 (月) 山口トンボ、小倉競馬場に舞う


 

それは第26回 西野亮廣独演会前の小倉競馬場での出来事。

いつもとは違う、その日は色んな事が重なった。まずは我々キングコングに競馬場で漫才のお仕事、競馬場での漫才の仕事というのはコンビを組んで初めて。どうしてこのお仕事が競馬のイメージもない我々なんぞに舞い込んできたかも定かではない。とにかく競馬場でのお仕事。そしてもう一つは糞ダルマこと山口トンボ、今回の主役。キングコングまわりのライブには携わっているが、いわゆるこういった営業に就いたのは初めて。何故、今回いきなり山口トンボがその任務を会社から任せられたのか、道中ずっと不思議に思っていた我々一同でありました。

北九州空港に着くやいなや、コンビにで買い物をする山口トンボ。レシートを見れば買い物の合計金額が777円、ラッキー7だ。「あらま」てな感じで、さほど気にもとめなかったが、奇跡はそこから始まっていたのです。

現場である小倉競馬場に着くやいなや、シャンプーハットの小出水さん「絶対当たるやつ教えてやろうか?100%当たるやつ」と馬券を勧めてくるも、誰も信用せず、結果その場で一番後輩であった山口トンボが買うハメに。所持金3000円から、しぶしぶ2400円を小出水さんが予想した第一レースに賭けさせられる山口トンボ。ボクは競馬に精通した人間ではないので、小出水さんの買い方がとても複雑で何のことやら分からず、それでもとにかくレースが始まった。

「きた!」

と小出水さん。軽いボケのつもりでの「絶対当たるやつ」が本当に当たってしまったのです。絶叫する山口トンボ、2400円は一気に4万6000円に膨れ上がった。歓喜の楽屋、一気に月給を稼いだおスネかじり虫、山口トンボが踊る踊る。そして換金。4万6000円を手にし、ニヤニヤ顔でお金を財布にしまおうとする山口トンボ。それをボクが許すはずもなく・・

「そのお金で賭けろ」

先輩命令でございます。全力で嫌がる山口トンボ。だけどボクはその程度の勝ち逃げは許さないのです。それを知っている山口トンボもいよいよ諦め、しぶしぶ端数の6000円を賭けようとしたもんですから、「その逆を賭けろ」と強引に4万円を出させるボク。奴は嫌がったが、そんなの知らない。ボクは、負けて大泣きしている姿か、勝って絶叫している姿が見たいのです。見たいといったら見たいのです。十分な説得の上、4万円を出させる方向になった。

「それで、どれに賭ければいいんですか?」と若干ふくれっ面の山口トンボ。

「う~ん・・・7!」

と、答えた私に何の根拠もございません。だってボク、競馬知らないもん。しいて言えばボクが7月生まれということくらい。「何の自信だよ!」と山口トンボ。ボクは競馬を番組で一度だけしたことがあって、その時に100万円当たったし、なんだか今回も当たる気がしたのです。まわりからは「複勝にした方がいいんじゃない」というアドバイスも飛んだが、「複勝」の意味がよく分からないボク、つまりはどうなったら勝ちなのかも分からないので、「ダメ!7番一点買い」いわゆる単勝というやつです。とにかく7番が一等賞になれば勝ちという分かり易いやつにさせようと。しかし食い下がるトンボ。しかし何を言おうがダメ、ボク、先輩だし。強引に7番の一等賞に4万円を賭けさせたところ・・・

来やがったのです。

7番が一等賞を取っちゃったのです。楽屋、大爆笑。気になる倍率は58倍。2400円から始まった山口トンボの競馬は2レース目で234万円。さらに「234万を一点買いしろ」と言ったところで、逃走した山口トンボ。それでもとにもかくにも、この数分で234万円を手にしやがったのです。たいしたもんだ。トンボが「あなたの言うことは全て聞きます」と言ったので、ボクの家の近所に引っ越させることにした。引越し資金を払いすぎても十分お釣りがくるでしょうに。良かった、良かった。後輩の皆様はアイツにたかって下さい、とりあえず100万円分は酒を買わせましょう。よなよなエールを何本呑めるよ。

独演会のことはまた明日書きます。今日はこんな事件がありましたので。

おスネかじり虫、本領発揮でございました。

2008年7月

Posted by nsnkouron