2008年8月 6日 (水) リンダリンダラバーソールに捧ぐ


 

当時のバンドブームを内側から描いた、大槻ケンヂさん著『リンダリンダラバーソール』がボクは大好き。読んだのは何年か前だけど、今夜思い出した。胸がしめつけられそうになると同時に、自分に照らし合わせてみる。そして思った。

誰かこのバカみたいな今のお笑いブームを文字面で残してくれないか、と。

外野の人じゃダメだ。的外れの聞きなれた批評しかできない批評家が多いのも事実だし、それこそオリラジの武勇伝を「面白い」ととれなかった視野の狭いセンスのない奴だっていたのも事実。ボクはこのお笑いブームの当事者にソレを正しく描いて欲しいと思う。今回のブームで根付いた部分はあれど、やはりブームで、所詮ブームだから大半は間違いなく終焉に向かっている。そのうち落ち着いてしまう。事実、最近は「使い捨て」が激しくなってきた。それは閉店セールの様。それでもボク達芸人はその中で試行錯誤、だからボクはそんな今の時代を生きる芸人が大好き。みんな面白い。そんなドラマを描いて残して欲しい。ボクが爺ちゃんになった時に読み返したくなるような、そんなアルバムのような一冊を書いて欲しい。

今日の酒の席で聞いた元・号泣の島田さんの話でおもわず泣きそうになった。最後の漫才を終えた後の話。そしてボクはM-1で即席で組んだグラビアアイドルさんのコンビであろうと、今年の4月に入学したNSC生のコンビであろうと・・そんなの関係なしに、センターマイクをはさんで話す形をとった『漫才師』が無条件で好きだ。

島田さんが上に挙げたソレを書いてくれないかなぁ、と思った。

ムチャクチャな世界の当事者であるなぁ、と思った。先月まで日本中の話題の中心だった奴が、今月のライブでは閑古鳥が鳴いているなんてザラにあったりする世界だ。ボク自身、来月どうなっているかなんてわからない。再来月、来年はホームレスになっている可能性も0じゃないムチャクチャな世界。もしかすると当時のバンドブームもこんなだったかもしれない。

そんで悩んで汗かいて、気がつけば大人。ボクがボクより年上の方々と酒を呑むのを好むのは、自分が子ども扱いされることで『大人』になることから逃げているんじゃないかとも思う。まったく、くだらない奴だ。『立派な大人になりたい』と思う日もあるけれど、今夜は嫌だなぁと思っている。一体何を考えているかわからないよ。

5年後・・お笑いはどうなってんのかな?

2008年8月

Posted by nsnkouron