2008年8月26日 (火) お漫才子ちゃんが好き


 

昨晩はパンクブーブーの哲夫さんと呑み。そこでは皆様の予想通りの談義がなされて、漫才師の先輩からいろんな話を聞けてボクは非常に嬉し楽し、あらためて「漫才師として生きることに決~めた」と一緒に呑んでいた連中に誓った矢先、ダイノジ大谷さんから「今度の音楽イベント、西野のバンドで出てくれない?」という電話が入り、「OKッス!」と即答。皆、ズッコける。なんだか面白いことになってきた。ハチャメチャだぜ。だけど漫才師として生きるのは嘘じゃないのよ。

TVタレントと漫才師の両立というのは非常に難しいと思う。漫才は演技とはまた違うのだ。TVでのキャラクターとの違いに、「これは演技でキャラクターに入っている」という理由があれば、すんなり見られるが、漫才師は素で喋っている。いや、もっと言えば「素で喋っている」と思われないといけない。例えば漫才の新たな形を思いついたとして、例えばソレが一つキャラクターが乗っかったものだとして、だけれど既にTVで素を見せちゃっていたら、もうソレは見るに耐えない。「アイツ、あんな奴ちゃうやん」と思われてドッチラケ。漫才コントが主流になっているのは、つまりはソレだと思う。一つキャラクターを乗せた漫才がヒットして、TVに呼ばれるようになり、いろんなトーク番組やロケ番組やらで素を見せてしまい、もうあのキャラクターを乗せた漫才ができなくなった・・・そんなケースって少なくないと思う。そんなこんなでTVタレントと漫才師の両立を考えたときに、かなり制限された中での漫才作りになってしまう。それじゃあTVってなんだ?ボクは別にTVに出たいから漫才をやっているワケじゃない。漫才をやりたいから漫才をやっているのだ。だけどボクはTVにも出たい。それは遠く遠く、例えばどこかの島国じゃ、「TVが一番の娯楽だ」って人もいるから。その娯楽の中にいたい。

・・実はこんなことを思ったのはもうずいぶん前の話。そこからTVタレントと漫才師の両立を考え、キングコングの漫才を限りなく素に近いモノに変えた。デビュー当時やっていた漫才はやっぱり嘘だ。いや本来は漫才師なんて嘘でいいんだけど、もう嘘はつけない。キングコングはもういろんな場で素を見せちゃっているから。TVでもラジオでも何でも、梶原と二人で喋っていて、梶原がリードして話を組み立てるなんてことはしないもん。アイツは横でくだらないことを言う奴だもん。だから今のような漫才に変えた。すごく微妙なところだけれど、それは大きな違い。そしてキングコングの漫才ではボケを排除したんだ。

そんなことをやりだしてから漫才がよけい楽しい。今思う。ボクはデビュー当時、漫才がそれほど好きじゃなかったのかもしれない。「漫才が好き」というのは今のような気持ちだと思う。

『KING KONG LIVE 秋田公演』に来ていただいたお客様、どうもありがとうございました。ボクはあなた方が大好きなのです。こんな調子で全国をフラフラ周っております。そしてそれが幸せだと、今のボクは思うのです。

今から梶原と呑みに行ってきます。特に何を話すワケでもありません。昨晩酔っ払って「明日呑みにいこうぜ」と彼にメールを打っちゃったのです。どうしたもんでしょうか。話すこと・・・無いなぁ。

そして明日は『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』千秋楽。

もう夏が終わります。

2008年8月

Posted by nsnkouron