2008年9月 4日 (木) 爺ちゃんになるまで


 

宮崎までの飛行機の中で眠ると決め込み、睡眠時間そこそこの早起きに挑戦して、朝からは絵本制作。そして見事、難関であった最終章5ページ目を描き終える。予定よりも3日遅れ。描き終えてすぐにパソコンを開き、脚本の挿絵の部分に『済』と入れる。何年も前からずっと続けている作業。絵本の脚本はページごとに区切って書いており、その文章の横に「少年が森の中を走る」と、例えばこういった感じで挿絵のイメージを箇条書きにしており、「脚本の挿絵の部分」とはそのこと。そこに『済』の文字を入れる。少しだけ、ほんの少しだけ二ヤッとできる瞬間。あと入れなればいけない『済』の数は・・・・考えたくもない。とかく残りのページ数を一ケタにしたいもんだ。少し前から『パピルス』という雑誌の密着取材が始まって、それが確か11月頃に発売だったと思うけど、そこで始めて絵本の絵の公式なお披露目となりそう。もちろんストーリーまでは話さないけれど、挿絵だけいくつか。何年もかかる理由がわかっていただけると思います。

今、頭を抱えているのは秋の舞台『グッド・コマーシャル!』の舞台セットのこと。今度はありきたりな部屋の中という設定なので、前回の時のような非現実の研究室とは違い、有り合わせの物でどうにかこうにか魅せるということもできない。確実な部屋壁が必要。そして神保町花月の舞台の天井は高く、やけに照明器具が目立つ。舞台セット、どうしたもんかね・・。さらには告知の方法も考える。神保町花月に来られる固定ファンの方だけを同じように来さしてはダメだ。もっと間口を広げて、今までにないアプローチで新規開拓だ。使える手段を全て使おうと思う。一人でも多くの人に観てもらいたい。そんなことを思いながら飛行機に乗り込み、一路宮崎へ。

今日は『KING KONG LIVE 宮崎公演』、そして来週は『KING KONG LIVE』が2回。茨城公演と広島公演。慣れる為に何度もするのか?上手くなる為に何度もするのか?違う違う。それでは何の為に何度も漫才をするのか?理由は一つ。初めてボケた、初めてツッこんだ、初めてリアクションした、初めて漫才をした時のその感じに近づく為だ。そしてそれを習得して、そこから何百回、何千回やろうと、その感じでいられる。きっとそれが『芸』で、そしてその『芸』を手に入れたいとボクは思う。やっぱり芸人だからね、そこの憧れはあるよ。

今日もあたりまえのように『KING KONG LIVE』、漫才ライブ。とりあえず5年後も、この調子で続けていて、向き合い方に関して「この5年間変わってないなぁ~」と思えたならば、それはきっと幸せだ。漫才との向き合い関して、それくらい今は「正しい」と思えているんだ。内容の方はまだまだ、もっといける。もっとやれる。

宮崎公演に来られたお客様、どうもありがとうございました。

ボクはこんな調子で漫才を続けようと思います。

2008年9月

Posted by nsnkouron