2008年9月27日 (土) 寂しい気持ち


 

真剣にモノを作るということは、自分の熱もそれだけ上がるということで、人との熱量の違いが今まで以上に出るということ。熱量の違いを感じたとき、それは突き放されたような感覚になって、泣きそうなくらい寂しい気持ちになる。真剣にモノを作るということは、そんな寂しさと付き合っていくということ。

毎日、何度も突き放されたような感覚になる。それでもそんなところで悲劇の主人公ぶって立ち止まっていても何も生まれないので、「こんなもんだ」と自分に言い聞かせて進むしかない。かえって今の自分に彼女がいなくて良かったのかもしれない、慰めてもらったところで何も解決しないんだもの。結局、完成させるしかない。完成させた時にやってくる、今までのことが全てにチャラに感じてしまうあの一瞬の至福の時を手繰り寄せるしかない。

今日も寂しい思いをした。28歳の大人とは思えない言い草でみっともないが、「ヒドイ事をされた」と思った。ただの熱量の違いだ。だけどボクは熱量の違いに気がつきたくないんだよ。相手に悪気がないのも分かっている、「そこまで責めないであげて」というチーフマネージャーの言い分も頭では分かっている。だけどボクは「ヒドイ事をされた」と思ってしまって、寂しい気持ちになった。面倒くさい人間になってしまったもんだ。

帰り道に幻冬舎さんに寄った。仕上がった4枚の絵を渡す為に。担当の舘野さんと袖山さんが「キャッ、キャッ」言って、あれやこれやの構想を練っている様子が見れて今日は本当に救われた。こういう人達のおかげで、それでもモノが作れる。皆がこうなら嬉しいのにな。

寂しい思いはしたくないけれど、やっぱりコイツとは付き合っていかなきゃいけないみたいだ。あの手この手で自分に言い聞かしながら、明日もモノを作ろうと思う。ボクの先を歩いた先輩の話を聞きたい夜です。

2008年9月

Posted by nsnkouron