2008年10月23日 (木) 『グッド・コマーシャル!!』プレ公演を終えて


 

ボクは今まで書いた舞台は『日の出アパートの青春』と『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』、そして今回の『グッド・コマーシャル!!』の三本。前の2本は勘違いがもつれにもつれて・・あらぬ方向へ進んでしまうコメディー。ボクはこの2本の作品も大好き。だけど自分が本を書くときの手法がコレ一辺倒になってしまうのは嫌で、今回の『グッド・コマーシャル!!』はそれとは違う方法で。登場する3人に次から次へと最悪のシチュエーションが降りかかってきて、それを切り抜けようとする様がなんともおバカで・・・ボクが今まで書いた本の中で今回のが一番面白いという自信があるのです。だけれど不安もあって、それは「この状況って面白くない?」というプレゼンをひたすら仕掛けるのだけれど、あくまでそれは「状況」ということで、前2本のようにふってふってドン!ということではない。それをはたしてお客さんに理解してもらえるのか?と今回のプレ公演の運び。

手応えは十分。演者さんが本当に頑張ってくれた。ボクのいないところで3人で集まって稽古をしたり、稽古をビデオに撮り各々が自宅で見たりしていたようで・・いやぁ、演者さんに恵まれたというのは大きい。一発勝負ということで緊張もあっただろうに見事に乗り越えてくれた。ボクはなんだか我が子を見るような気持ちで舞台袖からその姿を見た。ありがとう。

それはヒネくれでもなんでもなくて、今回ウケたいくつかの箇所は本公演ではカットしようかと思っている。やはり保険で入れていた個所だったので、「もうそんな無理矢理なのも要らないなぁ」と思った。ボクが尊敬している作家さんも観にきてくれていて、「今までで一番面白かった」という賛辞をいただき、同時に的確な感想もいただいた。感想はボクとまったく同意見で「そう!そう!そうなんですよ」と『グッド・コマーシャル!!』の面白がり方を共有できて嬉しかった。

限定50名のプレ公演という試みをやって本当に良かった。ボク自身、客前でやることで新たな魅せ方も見えたし、反省点も見えたし、新しいくだりも思いついた。いい、いい。とてもいい状態で本公演の稽古に突入できる。そして協力してくれた房野くんとイシバシハザマ、彼ら3人の今後の芸人人生において今回の舞台がプラスになってくれれば、今回のプレ公演は大成功なのであります。それにしてもハザマくんがエンディングで感極まって泣いてしまったのには笑った。『グッド・コマーシャル!!』は決してそんな感動のお話ではないのです。フザけにフザけたお話なのです。まったく・・バカだなぁ。愛すべき男ですよ、ホント。

さて・・カリカさん、平田さん、出番ですよ。後輩ちゃんが繋いだバトンでドカンと締めくくりましょう。11月『グッド・コマーシャル!!』本公演です。

そして今日は本当に大きな出来事があった。長くなりそうなので、また明日・・・。

2008年10月

Posted by nsnkouron