2008年10月31日 (金) 初心、忘れるべからず


 

ボクは毎日車を運転している。妖怪ちんぷんかんぷんが乗ろうと後輩ちゃんが乗ろうとハンドルを握るのはボクで、なかなか人に運転させない。やはり自分のペースで走りたいし、ステレオの曲も自分で選曲したいから。そんなワケで僕は異常に車の運転が上手い。愛車はセドリックとムスタングで、右ハンドルに左ハンドル。その両方をすんなりと乗りこなすわけで、さらには当たり前のようにゴールド免許ときた。縦列駐車など一撃で決めてしまうし、なんといってもボクの魅力は車庫入れで、寸分の狂いもなく収めてしまう実力の持ち主。数年前の教習所でビクビクしていたボクはボクじゃない。

初心を忘れてはいけない。

今日一つ目の仕事場であるルミネTHEよしもとの楽屋入りした時、 僕は下唇から大量に流血。「おいっ、どうした!?」その場にいた堤下(先輩)に突っ込まれる。

さかのぼること、楽屋入り5分前。

ルミネの駐車場は長距離バスの停留所などとスペースを共有していて、バスの乗り降りをするお客さんをスルスルとかわし、狙った場所へ後ろから入れる。窓から顔を出し後方確認。いつもどおり。窓を開けて気がついたが、ずいぶんと寒くなってきた。そうか、もう冬が近づいてきているの・・・・ガガガガッ!!!

ん?何が起こった?顔が動かないっ!なんかすんごい痛い!あれ?バスから降りてくる人達がこっちを見ている。痛い!痛い!

今自分が置かれている状況を呑み込めるまでにずいぶんと時間がかかった。最初は胸ぐらを誰かに掴まれたのだと思ったのだが、そうではない。

車の窓に顔を挟まれた2008秋でございます。

・・・どうやら窓から顔を出し後方確認をした際に、右肘でパワーウインドウのボタンを押してしまったらしく、そのまま窓が上がってきて、天井と窓の挟みうちにあう。バス停留所だけに目撃者多数。痛い?違う、恥ずかしい。とても恥ずかしい。このまま爆発したかった。

完全にテンパってしまって、窓の下ろし方を忘れてしまう・・・というより、顔が完全に固定されてしまっているので(くしくも長距離バスから乗り降りするお客の方を向いたまま固定)、そもそもパワーウインドウのスイッチのボタンがどこにあるのかが見えない。しばらく顔を固定したまま気を静める。手探りでボタンを探し出し、ようやく窓を下ろす。そして大量出血だ。ボクの携帯からは小笠原まさや氏の星座占いが毎日見られるようになっていて、ちなみに今日のボクの星座カニ座は12位。「うっかりミスでのケガに注意してください」とのこと。お見事。

車の運転の驕りが出てしまったのだ。初心を忘れてはいけない。

会場でインタビューを受けて「どうしてTVに出ているのにM-1に挑戦するのか?」と聞かれた。そんなの簡単。TVに出る為に漫才をやっているわけではないから。漫才をしたいから、漫才をしてんのよ。

今日、M-1グランプリが始まりました。

2008年10月

Posted by nsnkouron